CANDLE CAFE & Laboratory ΔΙΙ
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2026.08.21(金)
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2026.09.05(土)
今村雄一郎「囚人の穴掘り - Work Ing Progress」
囚人は言われた通りシャベルを手に取り穴を掘りはじめた。
他の囚人たちにも同様の命令が伝えられたらしく、あちこちに土を掘る音が響きだした。
太陽の位置はまだそれほど高くないが、すでに額に汗が出だしたことがわかる。
乾燥した土は硬く、なかなかうまく掘り返せない。
〜〜 中略 〜〜
そう、明日に向かってこの土を掘ろう。
明後日を迎えられるような明日にするためにこの土を掘ろう。
明日もその次の日のことを同じように考えることができる日にしよう。
これからの日々でどんな罰があったとしても、そう思い続けよう。
また遠くで何かの警笛が鳴っている。
囚人はシャベルをもう一度土に差し込んだ。
<展覧会概要>
私たちに絡みつく現代の資本主義による見えない拘束は、進歩を煽られ消費や時間に忙殺させられているように思います。まるで囚人の穴掘りのように徐々に精神は削られ、生きることにまとわりつく虚無性に向き合わされるような気にさえなります。
当展覧会では1つの対象へ「掘る→彫る / 埋める→塗る」という行為を繰り返していくパフォーマンス「treap実践(後述)」を会期14日間を通じて実行します。まるで意味のない日々の繰り返しのような行為も現実では眼前で時間やアクションとして積み重なっていきます。これらのアクションを通して、時間、過程、思考、作品、空間、その瞬間 など多面的な価値軸を鑑賞者へ提示します。
▼treap:thinking or result or exercise or action or process
特定の空間における一連の思考〜パフォーマンス〜表現〜アウトプットまでをすべて時系列で提示する実践。treapが続く限り時系列と共に表層・状態が変化し続けるが、実行終了時点でも完成状態とは定義しない。その鑑賞行為を経て作品全体の「思考 / 結果 / 運動 / 行為 / 過程」のどの状態を(自分にとっての)価値基準とおくかの模索を鑑賞者に対して提示する。
▼パフォーマンス日程
各日17:00頃から開始。1.5〜3時間程度を予定。
予告なく時間は前後する点ご了承くださいませ。
PROFILE
今村 雄一郎 / Yuichiro Imamura
1983年 北海道生まれ。美術家。現代における「曖昧 / 狭間 / 内包」などの抽象的状態を具現化し、新たな価値を模索することをテーマにし絵画・立体・インスタレーションなどの形式で作品を発表している。2025年 個展「近づく / 離れる(領域)」、2024年個展「麻痺への抵抗 "resist to paralysis”」ほか開催。
INSTAGRAM :
https://www.instagram.com/immr/
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