CANDLE CAFE & Laboratory ΔΙΙ

「分身」
EXHIBITION
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「分身」
△ll 20th Anniversary Project vol.16はwatabokuと雪下まゆによる2人展「分身」です。

△llの20周年企画としては初となる同じ職業であり、デジタルツールを使っての表現を得意とする2人が取り組んだのは「コピー」です。

同じテーマを元にそれぞれがまず1点の作品を制作し、その相手が描いた1点をそれぞれが解釈をしながらコピーした作品を制作し、計4点の作品が完成しました。

音楽でいうところのサンプリングやリミックスのような表現によって制作された作品が並ぶ本展、是非お楽しみください。

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鏡で見た自分はあくまで自分の姿をそのまま表したものではなく、鏡という対称性を通して見た自分であり、他人から見える自分は自分自身のほんの側面でしかありません。
結局は自分自身を見るという事は本質的には叶わないのかもしれませんが、自分の姿を描き、そしてそれを雪下さんに描いてもらう事でほんの少しその願いに近づけたかもしれません。

wataboku
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お互いの作品を見たとき、「自分を形成してきた過去」と「これからどう生きていくかを描いた未来」という対照的なモチーフになっていたことがとても興味深いと感じました。
そしてなにより、watabokuさんの作品の彼女たちに私自身の影を見つけることができた気がしてとても嬉しかった。

雪下まゆ
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PROFILE
wataboku
wataboku
日本人アーティスト。
オリジナルアイコンである制服の少女SAIをモデルにした作品をソーシャルメディア上で展開し世界中にファンを拡大し続けている。

2016年にポニーキャニオンより初のアートブック『感0』を発売。
以降、国内各地での展示に加えアジア圏を中心に海外数都市で個展を開催。近年は現代アーティストとしても活動の幅を広げている。
代表的な仕事に yohji yamamoto 2022 S/S collection でのコラボレーション 、専門学校 モード学園(東京・大阪・名古屋)2022年度CM、緑黄色社会「Mela!」のMV、小説『十二人の死にたい子どもたち』(著:冲方 丁/文春文庫) の装画などがある。

最新画集『VSI』がパイインターナショナルより発売中。

■instagram: https://www.instagram.com/wataboku__/外部リンク
wataboku
雪下まゆ / Mayu Yukishita
1995年12月6日生まれ 多摩美術大学デザイン卒。
写実的でありながら、個性的なデフォルメとラフなタッチを残した画風で人気を集める作家。

装画・音楽業界などからの注目も高く、タイアップ作品も多くてがける。
これまでに、 2022年本屋大賞受賞作品「同志少女よ、敵を撃て」 本屋大賞候補作品「6人の嘘つきな大学生」、 東京モード学園TVCM、 SUMMERSONIC2022オフィシャルグッズ、
TOKYO CREATIVE SALON (東急電鉄)、といった広告・装丁などその活動は多岐に渡る。

又、2020年に立ち上げたファッションブランド 「Esth.」のデザイナーを務める。

■instagram: https://www.instagram.com/mayuyukishita/外部リンク