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柿坪 満実子 個展「一昨日の月」
EXHIBITION
柿坪 満実子 個展「一昨日の月」
繋いだ手、幼い肖像、名もない横顔。
それは誰かの姿でありながら、同時に私自身でもある。
忘れていく/思い出す感覚をたよりに、イメージを正確に写すのではなく触れた気配を確かめるために像を作っている。

「一昨日の月」という言葉には、特別な出来事ではなく気付けば忘れてしまっている事を重ねた。
一昨日見た月の姿を正確に思い出せることはあまりない。
それでも、確かにそこにあった光は、身体のどこかに残っている。

同じ空の下にあっても、安らかな心で月を見上げることのできない人々のことを思って。
誰かを静かに想うこと、小さな存在に目を向けることでさえ、平穏な瞬間にしかできないことなのかもしれない。

手を繋いだときに、これが、愛おしく思う気持ちなのかと
だれかも、あなたも、わたしも、生まれてきたということを。
失われていくものを留めることができなくても、見失わないように探し続けたいと思う。
PROFILE
柿坪満実子 / Mamiko Kakitsubo
柿坪満実子 / Mamiko Kakitsubo
●展示歴
2020
・グループ展 「 WALLAby /ワラビー」GINZA ATRIUM GINZA SIX 銀座蔦屋書店

2021
・第24回グラフィック「1_WALL」展 (Guardian Garden /東京)

2022
・「UNLOGICAL 03」 (MONO.LOGUES /東京)
・「ANB Open Studio vol.2」 (ANB Tokyo /東京)
・個展「面影を置く」 (gallery BLUE 3143 /東京)
・「風の目たち/The eyes of wind Vol.1」 (16 Pavle ingorokvaSt /トリビシ)
・「コミテコルベールアワード2022 -The beauty of imperfection- 展」 (藝大美術館)
・「Platform 29.8」(ANB tokyo / 東京)

2023
・「今や光にすかしても」(roll / 東京)
・「京都×アートプロジェクト」(京都)
・個展「ただ思い出したいだけ」(gallery BLUE 3143 /東京)
・「バグスクール:うごかしてみる!」(アートセンターBUG/東京)

2024
・個展「それは、あなただった。」(TAKU SOMETANI GALLERY/東京)
・個展 「そのひと」(Gallery BLUE 3143/東京)

●受賞/奨学金
2019
・東京藝術大学「久米桂一郎奨学基金」

2021
・第24回グラフィック「1_WALL」 ファイナリスト

2022
・コミテコルベールアワード グランプリ

●掲載
・2023 文芸誌『MONKEY vol30』スティーブン・ミルハウザー「影劇場」扉ビジュアル